大切な会社を守るために、職場環境を整えて健康な会社へ
労務管理の重要性
企業における最適な労務管理とは「コンプライアンスの徹底」でしょう。それぞれの企業や業界の風習・慣行にしたがって、労務管理を行っているところが多いと思いますが、やはり、労働基準法等の労使間に関する法的規制を遵守することが必要です。
また普段から法令を遵守すると同時に、それらを適宜文書化して、裁判等になった場合に備えておく必要があります。
継続的な労務管理サポートをご希望の皆様には、顧問契約をおすすめしております。お気軽にご相談ください。
就業規則
企業統治を行う上で、気を付けなければならない事項の一つに就業規則の整備があります。
また、常時10人以上の労働者を使用する使用者については、労働基準法第89条で就業規則の作成義務を定めています。
就業規則を備えていない企業はできるだけ早く整備すべきですし、仮に古い就業規則が存在したとしても、実情に合わせて改訂することが重要です。
メンタルヘルス
メンタルヘルス(こころの健康)という言葉を耳にすることは多いと思います。
労働者がストレスを溜め込んで心の健康度が低下すると、作業効率が著しく低下するばかりでなく、最悪の場合には、休業、自殺などの深刻な問題を引き起こしかねません。そのため、職場のメンタルヘルスの問題は、労働者個人のみならず、企業全体の効率性や生産性にも影響を及ぼすものになります。職場における労働者の健康確保は、労働安全衛生法でもうたわれております。
企業がメンタルヘルスの問題に適切に取り組んでいくことは従業員を守ること、ひいては組織を守ることへとつながります。
企業によるメンタルヘルス対策例
- メンタルヘルスに関する企業の安全配慮義務の洗い出しとその対策
- 長時間労働の軽減対策(過労死、サービス残業対策)
- メンタルヘルス不全者に対する対策(休職制度、復職支援)
- 労働者一般の健康管理に関する対策(健康診断等の適切な実施、通達、ガイドライン等の遵守、安全衛生教育)
- 職場環境の整備に関する対策(セクシャル・ハラスメント 、パワー・ハラスメント対策)
偽装請負
昨今、IT関連業界を中心に偽装請負が問題になることが多くあります。偽装請負は労働者派遣法の規制をのがれるために、請負の形態をとって労働者派遣を行うことです。
決して偽装請負のつもりでなくとも、結果的に偽装請負と言われても仕方がないケースも見られますので、偽装請負とならないために事前の対策が必要です。
また、偽装請負の場合には、労働災害の責任を誰が負うのかという深刻な問題も起こりうるので、注意が必要です。